観葉植物紹介 :ヒメモンステラ

第二弾は「ヒメモンステラ」についてご紹介していきます。

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ヒメモンステラとは

ヒメモンステラという名前ではありますが、モンステラの小型種というわけではなく別品種。モンステラはサトイモ科モンステラ属に分類されますが、ヒメモンステラはサトイモ科ラフィドフォラ属に分類されます。長年はっきりと来歴や学名が分かっておらず、分類が混同されがちでした。その名残で、今でも分類上数種がヒメモンステラとして流通していたり、モンステラの幼株がヒメモンステラとして流通していたりします。

しかし、モンステラの特徴とも言える大きな切れ込みが入ったような葉の形はそっくり。一目でわかる違いと言えば、モンステラが人の顔ほどの大きさがある葉を重ならない程度につけるのに比べ、ヒメモンステラは小さめの葉を多く茂らせる印象です。

ちなみに、植物業界では同種の中でも小さい品種、大きくならない品種のものに「ヒメ(姫)」という名がつけられることが多いです。ゆえにヒメモンステラという名前から、さらにややこしく混同されがちなのかもしれませんね。

ヒメモンステラの育て方

1.置き場所

春〜秋にかけては屋外で管理が可能ですが、直射日光を長時間当てると葉焼けを起こすので、午前中のみ日光の当たるところに置くなどの工夫が必要です。耐陰性があるのでもちろん屋内でも管理できます。しかし、日光を浴びた方が健康な株になるので、室内でもできるだけ日光の当たるところに置いてあげましょう。レースカーテン越しに日光が当たるくらいでちょうどいいですよ。

寒さには弱く、エアコンなどの冷風が直接当たると葉に傷みが生じるので注意が必要です。室温は最低でも10度以上を保ちましょう。屋外管理の場合は15度以下になり始めたら室内管理に切り替えてくださいね。

2.水やり

水やりのタイミングは土の表面が乾いた時。土の表面の乾燥を確認したら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水をあげましょう。土が乾燥していない状態で頻繁に水やりをしていると根が腐ってしまう恐れがあるので注意が必要です。受け皿に溜まった水も頻繁に捨てるようにしましょう。

乾燥に弱いヒメモンステラは冬場も土が乾いたら水やりを行います。気温の高い昼間のうちに水やりをしてください。冬は空気も乾燥するので水やりと一緒に葉に霧吹きをしてあげれば、生き生きとした元気な葉を保ってくれますよ。

3.剪定

ヒメモンステラの剪定時期は5〜9月。傷んだ葉や伸びすぎた茎を剪定します。葉を取り除く時は茎の付け根から切り取ると見栄えも悪くなりません。また、節から新しい茎を出すので、理想の株姿をイメージしながら剪定を行なってみましょう。

サトイモ科特有の樹液が分泌され、素手で触れると皮膚トラブルが起きる可能性があるので手袋を使用するなど、注意して剪定してくださいね。

ヒメモンステラの花言葉

ヒメモンステラの花言葉は、葉の切れ込みが下葉に太陽の光を届けることに由来した「嬉しい便り」、生命力と成長に従い入る葉の切れ込みに由来した「壮大な計画」などがあります。

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