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— Column · 香りの世界

花で鍛える「香りの語彙」
ソムリエも実践する嗅覚トレーニング

2026年9月2日 ・ 白坂花店(香川県高松市)
香り高い白い花のクローズアップ。花の香りを嗅ぎ分けるイメージ

「ソムリエの卵は、香りの語彙を増やすために花屋に通って花の香りを嗅ぎ分ける」——そんな話を耳にしたことはありませんか。実際、ワインの世界では香りを言葉にする力は生まれつきの才能ではなく訓練で身につくものとされています。高松で60年以上花に向き合ってきた花屋として、その考え方を花選びの視点でご紹介します。

香りの語彙はどうやって鍛える?

ワインのテイスティングでは、香りを「果物」「花・ハーブ・スパイスなど(非果物系)」「樽由来(バニラや燻製香など)」の3系統に分けて捉えるのが基本です。大切なのは、実際の香りと言葉を何度も結びつけること。身の回りの花や果物を意識して嗅ぎ、名前をつける練習を重ねることで、香りを感じ取る力そのものが磨かれていきます。

香水にもある「三大フローラルノート」

香料の世界にはバラ・ジャスミン・すずらんという「三大フローラルノート」と呼ばれる基準があり、香水はもちろんワインの香り表現にも広く使われています。例えば白ワイン用品種のゲヴュルツトラミネールは「バラやライチの香り」と表現されることがあり、これはブドウ由来の香り(第一アロマ)を、実在する花の香りに置き換えて伝える工夫なのです。フリージアも、この三大ノートに次ぐ香りとして挙げられることがあります。

今の季節なら「キンモクセイ」で試してみて

ちょうど9月下旬から10月上旬にかけては、キンモクセイ(金木犀)が香り始める時期。ココナッツにも似た甘くフルーティーな香りで、湿度が高い日や雨上がりほど強く感じられるのが特徴です。花が咲くのはわずか3〜7日ほどと儚いので、街を歩いていて甘い香りに気づいたら、それがどんな香りか言葉にしてみる——それだけでも立派な香りのトレーニングになります。

花屋で「香りの語彙トレーニング」をしてみるなら

当店にご来店いただければ、香りの系統が違う花を数種類お見せしながらご案内することもできます。バラひとつ取っても、甘く上品なダマスクローズ系や、フルーティーで爽やかな品種など、香りの個性はさまざまです。「じっくり嗅ぎ比べたいけれど、人目が気になる」という方には、宮脇町本店・片原町店の24時間無人販売がおすすめ。スタッフの目を気にせず、ご自分のペースで何種類もの花の香りを心ゆくまで楽しんでいただけます。定期的に違う花の香りに触れたい方には、季節ごとにお任せの花をお届けする定期便もおすすめです。

まとめ

香りを言葉にする力は、意識して花や果物の香りに向き合うことで少しずつ育っていきます。ワインの世界を入り口に、身近な花の香りをじっくり嗅ぎ分けてみる——そんな楽しみ方も、この季節ならではです。

よくある質問

Q. ソムリエは本当に花屋で香りを覚えるのですか?
A. 必ず花屋に通うわけではありませんが、香りの語彙を増やすために果物やハーブ、花など身近な香りを意識的に嗅ぎ分け、言葉と結びつける訓練を行うと言われています。ワインの香り表現にも「バラ」「ジャスミン」など花の名前がよく登場します。

Q. ワインの香り表現に花の名前が使われるのはなぜですか?
A. 香水の世界には「バラ・ジャスミン・すずらん」という三大フローラルノートがあり、ワインの香り表現もここから多くの言葉を借りています。例えば白ワイン用のゲヴュルツトラミネール種は、バラやライチの香りと表現されることがあります。

Q. 香りの語彙トレーニングを花屋で体験できますか?
A. はい。ご来店いただければ、香りの系統が違う花を数種類お見せしながらご案内できます。公式LINEで事前にご相談いただくとスムーズです。

🌸 ご注文・ご相談は公式LINE、またはお電話 050-8887-3889 まで。高松市内2店舗・24時間無人販売でもお受け取りいただけます。
この記事を書いた人:白坂花店(香川県高松市宮脇町・片原町)。創業60年以上、24時間無人販売とオーダーメイドの花を提供しています。